林はなんか違う

毎朝聞いているラジオ番組の、今朝のメッセージテーマが「好きな漢字はなんですか?」だった。漢検協会のやっている今年の漢字の募集が始まったらしい。

 

好きな漢字、ふむ。

その漢字が表すものじゃなくて、漢字そのものが好きかどうかで考えると、これは意外と難しい質問だ。例えば「犬」とか「桜」とか思いついても、それは漢字が好きなんじゃなくて犬と桜が好きなんだってことだ。それをアリにしたら、空も海も花も木も猫も鳥も蝶も月も星も米も麦も苺も栗も…(息切れ)…好きで、埒があかない。途中からお腹空いてるし。

 

自分の名前も好きだけど、漢字一文字ずつにバラしたら「この字がめっちゃ好き!!!」という熱い気持ちはまあない。そして今気づいたけど、わたしは結婚後の姓の正しい書き順を知らないねビックリ!

 

 

そんなことを少し考えてから「炎」と言うと、夫が「わかる」と返してくれた。夫とわたしは大概の点においてフィーリングが違うので、思わず「意外〜!!」と言ってしまった。案の定、「どういうこと?」と言われた。「こういう感性が合うこと珍しいじゃん」と言えば、「確かに」と言われて、わたしが続けて「森」と言うと「それも確かに」と返される。夫とわたしの「好きな漢字観」が一致していることがわかった朝だった。好きな漢字観?

 

 

炎の良さはなんといってもその単純明快さ、潔さ。火が増えたのが炎ですという説得力。信者と書いて儲かる、みたいな、誰かが言った上手いことはノーセンキューです。本当に上手いこと言ってるとは思うけども。

 

 

そして炎、線対称なのもカッコいい。これまで出会った友人の中で、一人だけ名前が上から下まで漢字4文字オール線対称の子がいて、常々イカすなあと思っていた。リーチぐらいの人は割といるけど、上から下までの人はなかなかいない(わたし調べ)。

 

 

朝食後はバタバタと家を出てしまったので、リスナーから寄せられるメッセージを全く聞けなくて残念だった。みんなはどんな漢字が好きなんだろう?