あけましておめでとうございます。
この時期になるとインスタには「残った餅の活用法」が大量に投稿されるけど、わたしは常々それを不思議に思っている。なんだってみんな、そんなに餅が残る?
わたしは餅が好き。だけど、だいだいだ〜〜〜い好き!ってほどじゃない。好きですか?って聞かれたら、「まあ、人並みに」って答えるぐらい。I like mochi. ってぐらい。食パンとかうどんとかと一緒。残るとか、使いきれずに困るってことはない。食パンだから。美味しく手軽に食べられてお腹も膨れるので、あればあるだけどんどん消費する。うどんだから。年末から続けて3袋は買う。それがなくなる頃に「どうする?買う?」「いやもう辞めとくか〜」みたいに餅シーズンが終了する。餅が余る人というのは、一袋も食べきれないということだろうか。たしかに餅は一袋20個ぐらい入ってるから、単身世帯だと持て余すかもしれない。
…いや持て余すか?
成人なら一回につき2個は食べるとして、10回食べれば終了。餅、一冬に10回ぐらいは食べても良さそうなもの。そう思ってるのはわたしだけで、単純にわたしが食べすぎているのだろうか。みんな餅は1日1個までなのか。
それに、あ〜明日の朝ごはんどうしよう、と思ったら餅がある!勝利!安眠!とはならないのか。昼に、冷凍ご飯切らしちゃった…と思ったら餅がある!勝利!満腹!とはなってないのか。そんなに餅に頼り切っているのはわたしだけなのか。みんな何に頼っているのか。食パンとうどんか。
餅はとにかく手軽でいい。焼いて醤油と海苔をつけるだけでも美味しいし、きな粉もちの香ばしい甘さもたまらない。茹でるのに鍋を出すのはちょっと…という方、焼いた後にマグカップで熱湯に潜らせればOKです(豆知識)。我が家は実質この2パターンで餅を食い尽くす。あとはお正月のお雑煮と、鏡開きのお汁粉。砂糖醤油とかバター醤油とか、やったことはあるけど、結論「醤油でいいな」と思っている。個人の感想です。
あ。
今気づいたけど「餅が余る」側の人は、「餅が嫌い」なんではなくて、「餅に飽きる」のか。だからあんな、ピザにしてみたり、肉巻きにしてみたり、大福にしてみたりパンケーキにしてみたり…!!そっか…そっかぁ…!!
そっち側の人々のおかげで今日のバリエーション豊かな食文化があることを感謝しますの気持ちが半分、(心の底から)大変だなぁ…!!!の気持ちが半分。
わたしは同じものを抵抗なく食べ続けられる方だから、それがこの時期に餅を制するカギなのかもしれない。むしろ餅を食べるためにいろんな調味料を出していろんな食器を汚す方が苦痛。餅を焼くためにフライパン出すの、かなり抵抗ある。余った餅の救済策として餅パンケーキなるレシピを見かけたが、餅を耐熱容器でレンチンし、泡立て器で撹拌してフライパンで焼き、、、との手順を踏んでいて、見ているだけでその耐熱容器と泡立て器を洗うことを想像して憂鬱になった。わたしみたいな人間にとって、餅のこびりついた泡立て器を洗う(当然落ちないので水につけておき、後からまた洗った、のに結局乾いたら先端に餅が固まっている)のは、餅を救済するための代価としては大きすぎる。餅はグリルで!何卒グリルで焼かせてください!!
そんなことを思いながら一昨日夜な夜な小豆を煮て、昨日の朝、鏡開きをしてお汁粉を食べた。今朝も食べた。明日も食べる。お汁粉大好き。こういう食生活に抵抗がないから、私の家では餅が残らない。今年もよろしくお願いします。
(オマージュのつもり)