mulūkhiyya

「モロヘイヤ レンジ」で検索しようとしたら、予測変換の2つ目がこれだった。


は???と思ってそのままそっちをタップしたところ、どうやらモロヘイヤの英語のスペルがmulūkhiyya、らしい。



いや、読めなすぎる。


ムルキーヤ以外の可能性はあるとしても、モロヘイヤでは絶対にない。uの上のハイフンは何なんだ。



そのままWeblio辞書を読み進めていくと、次々と明らかになるモロヘイヤの真実。


まず、モロヘイヤの横に(台湾綱麻)と書いてあって、中国語か?と思ったら和名だった。モロヘイヤに和名とかあるんだ。しかも読み方、「タイワンツナソ」らしい。ツナソて。読めない。読めないよ。英語で読めないって言ったばかりなのに、和名も読めないんかい。



つぎに、「高さは23メートルになります」。

いやでっっっか!!!!てっきりほうれん草や小松菜みたく、売ってる状態で完結する植物だと思ってた。そういえば昔は鮭も売ってる切り身のサイズで泳いでると思ってたなあ。子供心に、「なんで鮭は頭切り落とされて売られてんだろ」と思いつつ、特に誰かに聞いたりもせずにいたら、ある時読んだ「サケの一生」的な話に、「サケは成長すると体長70センチほどになります」ということが書いてあって心底びっくりした。ことを今思い出した。



ちょっとWeblio辞書では飽き足らず、Wikipediaに移動。そうしたらこっちでは和名「縞綱麻(シマツナソ)」だった。いやだからツナソて。



種に毒性があって牛やブタの死亡例があり。

繊維原料としても利用されている。


へーえと思っていたら、ここで最大の衝撃。





「全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」の異名を持つ。」




異名、あまりにも知られてなさすぎじゃない!?!?


「野菜の王様って何だと思いますか?」って聞かれてモロヘイヤって答える人、いる!?!?いないやろ。私は玉ねぎって答えるし(夫も玉ねぎだった、つまらん)


それ異名って言っていいのかな!?

どうだろう!?!?!?

モロヘイヤくん、自分ではどう思う!?

(こういう大人、超イヤだ)



本当に全然知らなかった。びっくりした。モロヘイヤ、好きだけど旬が短いから毎年数回しか食べられない。食べるのもいつもゆでて醤油かけるだけ。キャラ的には「毎年初夏にだけ現れる旅人。でも会うと不思議と久しぶりな感じがしない。」

的なイメージだったのに、、、


アンタ、王様だったんかーーーーーい!!!




こうしてモロヘイヤについて詳しくなったところで赤子が起き、キッチンに立つことは叶わなくなった。モロヘイヤ、レンチンだと何分かな。でも高貴なお方のようだから、レンジ加熱なんて無礼だろうか。